はじめに
さあ、水族館の中を探検してみよう。
シンガポールに来れば、見どころはいっぱいあるがこの「シー・アクアリウム」は外せない。ここには「オープン・オーシャン・ゾーン」にある分厚いアクリルガラスで出来た世界最大級の水槽がある。これを見るだけでも価値がある。
水族館の地図を載せておく、入り口から中に入ってUターンして戻ってくる。こんなコースだ。水族館を見慣れた僕ら日本人にとっても超巨大水槽は魅力がある。
この水槽を仕切っているのはガラスではなく、透明なアクリル樹脂だ。そしてこのアクリルパネルは日本の日プラ株式会社が手掛けている。日本の技術は凄いね。アクリルパネルの厚さは60cm以上ある。これでないと大量の海水は支えきれない。
2012年開園当初は世界ナンバー1(ギネス認定)の水槽だったが今では1位、2位が中国の水族館に占められ3位になっている。それでも高さ8.3m、横幅36mは見る者を圧倒する。この水槽の中には約120種4万匹の魚が泳いでいる。
この水槽はいつまででも眺めていたいが、なんせお客さんが多い。ところてんのように押し出されてしまう。シンガポールは暑い国だ。でもここだけは暑さを忘れることが出来る。過密旅行日程で疲れている時は集合時間ギリギリまで涼んでいよう。
水族館の中のエリアは7つに区切られている。これらのエリアはハビタット(生息地)と呼ばれる。それぞれのハビタットを紹介してゆこう。
館内案内7つのハビタット
冒頭にこの水族館の地図を載せておいたのでそれを見てほしい。館内は7つのハビタットに分かれている。ここでは千種10万匹以上の生物が展示されている。入り口を入ると水中歩道があって、もうすでに驚きだ。
①シャーク・シー・ハビタット
100匹以上のサメが水中歩道の上を泳ぎ回る。自分が水中を歩いているような錯覚に陥る。既に水族館の戦略にはまっている。サメを下側から見上げるなんてことは中々できるものではない。
②ライブ・コーラル・ハビタット
サンゴ礁に棲む熱帯魚ののエリアだ。サンゴも生きていて美しい、この間を色とりどりの熱帯魚が泳ぎ回る。まるで竜宮城だ。
③セントラル・アンド・サウス・アメリカン・ハビタット(中南米ハビタット)
アマゾン川流域の淡水魚のエリアだ。カラフルな熱帯魚が泳ぎ回る。
④オープン・オーシャン・ハビタット
ここには最大の目玉「オープン・オーシャン巨大水槽」がある。この巨大な水槽の周りにはいつも人だかりだ。じっくり見てみたいがそうもゆかない。マンタをしっかり見て次に行こう。運が良ければエサやり時間にぶつかるかもしれない。
⑤スクーリング・フイッシュ・ハビタット
円柱状の水槽をクルクル回る回遊魚が僕らを出迎えてくれる。この辺になると疲れてくるから近くの椅子に腰かけ、一休みしながら見るのがお薦めだ。
⑥コーラル・ガーデン・ハビタット
ここも円筒形の水槽の中に色鮮やかな熱帯魚が泳ぎ回る。イソギンチャクの間を何食わぬ顔をしてすいすい泳ぐカクレクマノミが可愛い。
⑦シップレック・ハビタット
海の底に沈む難破船の中を泳ぐ魚たちが見れる。心憎い演出だ。実際に海の底にはこんな風景があるんだろうね。でも難破船の中から得体の知れない巨大タコなんかが現れたらびっくりだね。
何処の国でも水族館は人気だ。恋人同士でも家族でも気軽に来れる。この透明なブルーの海を見ているだけで癒される。魚に直接触れることの出来るエリアもあるみたいだ。
館内の中にはレストランがある。泳いでいる魚を見ながら魚料理を食べるのはちょっと気が引けるけど、食欲には勝てない。少し高いがトライしてみるのも面白い。花より団子かな?
TATSUTATSU
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