はじめに
フィラデルフィア美術館はアメリカ ペンシルバニア州フィラデルフィアにある世界有数の美術館だ。地階、1階、2階と3階建の構造になっている。1877年から公開され所蔵品は30万点を数える。有名な絵画では
●セザンヌ「大水浴」
●ゴッホ「ひまわり」
●デュシャン「大ガラス」
●ターナー「The Burning of the Houses of Lords and Commons」
●ロートレック「The Dance at Moulin Rouge」
●エル・グレコ「ピエタ」
●ルーベンス「つながれたプロメテウス」
などがある。時間に余裕があれば各部屋を丹念に見て回るのがベストだが、時間が限られれば上記有名作品を急ぎ足で見るのもいい。
アメリカの美術館で感じるのは入館料が無料かあるいは安い、このフィラデルフィア美術館では一般で20ドルだから日本と変わりないのかな。そして日本と違う点は本物の絵画が手で触れるくらい近くで見ることが出来ることだ(絶対に触れてはいけませんよ)。
巨匠の筆遣いを直接見ることが出来るばかりか、その芸術に対する息吹が伝わってくるようだ。一流品に出会うことは人生を変えるほどのインパクトがあるのかも知れない。
これらの世界的な芸術遺産はコレクターからの寄贈品が多い。これがアメリカの特徴ともいえる。つまりアメリカの大富豪とは半端ない財産を有していると言う事だ。
ああそうそう、ピカソの作品も多い。ピカソの自画像もあるから必見だ。
「ロッキー」像の前での記念撮影
それからこの美術館に来るもう一つの醍醐味は映画「ロッキー」像の前で記念写真を撮ることだ。これを忘れてはいけない、せっかくフィラデルフィアに来たんだから映画ファンはもちろんそうでない人も写しておこう。映画ブログ「涙が溢れるほど感動するお薦め映画ベスト20」をご参考に。
1977年に日本で公開された世界的大ヒット映画「ロッキー」。この物語はフィラデルフィアが舞台になっている。「ロッキー」役のシルヴェスター・スタローンがトレーニングでこの美術館の階段を駆け上がるシーンが目に浮かぶ。
ロッキー像の前には写真を撮ろうと観光客が長蛇の列を作る。でも少々時間がかかってでも並んで写真を撮っておくべきだ。一生の思い出となること間違いない。僕は写真撮影のあと突然の大雨に見舞われたことが記憶に残っている。
そしてロッキーが駆け上がった階段を上ってみよう。そこから振り向けば町中が見渡せる。これもこの美術館の醍醐味だ。こんな映像が映画のシーンとリンクして胸が熱くなる。
フィラデルフィアの伝統料理を食べてみよう
フィラデルフィアの伝統あるレストランで昼食を食べてみてはどうかと思う。City Tavernと呼ばれるレトロで落ち着いた雰囲気のお店がお薦めだ。
開店当時のレシピを今でも継承しているところが凄い、添加物を一切使っていないところもウリだ。サラダ、パン、アイス紅茶、そしてターキーポットシチューがお薦めだ。食後にはデザートのケーキが出て来る。
ビールの好きな人には地ビールもお薦め。ターキーの肉は僕のような日本人にはあまり馴染みが無いが特にクセも無く美味しかった。
やはりその土地に行ってその土地の食べ物に出会う旅も楽しい。アメリカの料理と言うと一般的には「アメリカンサイズ」だ。日本の1.5~2倍の量がある。このレストランは比較的少なめで丁度よい量だ。
店内はレトロな雰囲気、そしてウェイター、ウェイトレスも民族衣装で出迎えてくれる。隣のテーブルには普通のアメリカの家族が楽しく雑談しながら料理を召し上がっていた。
フィラデルフィアは自由の鐘、独立記念館などアメリカ革命にちなむ歴史に彩られた街だ。そして1790年から10年間アメリカ合衆国連邦政府の首都だった面影も残している。
TATSUTATSU
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