旅のブログ

ニューヨーク メトロポリタン美術館で青いカバ「ウィリアム君」をお土産に買おう

はじめに

メトロポリタン美術館はニューヨーク市のマンハッタン5番街にあり、世界最大級の美術館だ。1870年に開館し、150年近く経った今では300万点の美術品を所蔵している。これだけの美術品を見て回るのは一日では足りない。

この美術館が国立、市立ではなくて私立で運営されていることに驚く。アメリカの富豪たちの支援やコレクターからの寄贈で成り立っているらしい・・・アメリカの金持ちは半端じゃないね。

主な収蔵品は

フェルメール 水差しを持つ女

ゴーギャン 二人のタヒチの女

ゴッホ 糸杉

モネ サンタドレスの庭園

デンドゥール神殿

などがある。館内は広く時間が取れなければ、ピンポイントで有名展示品を見るしかない。あらかじめ目的の美術品を決めておいた方が良い。

入館料は大人25ドル、65才以上のシニア17ドル、学生は12ドル、12才以下は無料だ。アメリカ、ヨーロッパの芸術品、アジア、アフリカ、エジプト、ギリシャ、イスラム・・・・など世界中の美術品が集まっていて我々をその時代にタイムスリップさせてくれる。

今回、青いカバのウィリアム君が展示されているエジプトを見てみよう。

エジプト 青いカバ

この青いカバはエジプト中王朝、紀元前2000~1800年前のもので王家の副葬品から見つかった。墓は既に盗掘されていたが、運よく横穴にさまざまな副葬品が残っていたとのことだ。この陶器はカバだけでなく他の動物、神像、鉢、ファラオなども作られている。

青いカバは「ウィリアム」と愛称で呼ばれメトロポリタン美術館のマスコットにもなっている。ある学芸員が「ウィリアム」と勝手に名付けたらしい。

今から4000年前に出来たとは思えないほど色鮮やかだ。当時のナイル河流域は植物が生い茂り多くのカバが生息していたらしい。一見この愛嬌のあるカバは当時最も危険な動物であり、神聖な生き物であったとのこと。

王家の人々が亡くなった時に来世で死者を守ってくれる守護神として青いカバを同時に埋葬した。しかし、カバの足は4本中3本が意図的に折られている。守護神と言っても狂暴な動物には違いない、だからその力を弱めるために足を折ったようだ(現在は修復されている)。

古代エジプトの死生観

古代エジプトの死生観は「死は新たな人生の始まり」と考えていたようだ。そして王や貴族たちは「復活」することが出来ると考えられ、魂の入れ物ミイラ作りが盛んになった。ところが長い時間が経過しても誰一人「復活」してこない。

人々は死者は現世で復活するのではなく、死者の国で復活するのだと考え始めた。その為、死者が来世で困らないよう多くの副葬品が一緒に墓に収められた。

「死者の書」では、死者は自分の心臓と真実の羽を天秤にかけられ、つりあった「声正しきもの」は永遠の楽園で暮らすことが出来る。ところがつりあわない「悪しきもの」は心臓をアミメットに食われる、これは永遠の破滅を意味する。

アミメットとは幻獣の一種で、頭はワニ、上半身は獅子、下半身はカバの姿をしている。日本でも閻魔大王が死者の生前の行いを裁き、善人は天国、悪人は地獄に落ちる。また、キリスト教においても天国・地獄が存在する。

メトロポリタン美術館に行かれたら是非「ウィリアム」君のお土産を買われることをお薦めする。最後に、館内は広く迷子になった時のアドバイスをガイドさんが教えてくれた。口をつぼめ下唇を突出し「デグチ」と言ってみよう外人には「EXIT」と聞こえるようだ。

TATSUTATSU

ニューヨーク5番街メトロポリタン美術館でフェルメール・ゴッホ・ゴーギャンの本物の絵画を見てみよう

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